孤独のグルメ 2021 -
概要概要:ボードゲームができるカフェで、真剣な表情で悩む井之頭五郎(松重豊)。12歳の女の子・あやめちゃん(川上凛子)相手にチェスをしていた。さっきルールを教えてもらったばかりの五郎は、長考した割にあっさり負けてしまう。その後、商談相手のあやめちゃんの父・野川(山中崇史)が帰って来て商談を終えると、あやめちゃんにまたチェスを誘われてしまう。しかし、五郎はこれから仕事があるから、と逃げるように商談先を後にする。気が付けば、すっかり空腹になっていた五郎。店を探すが、全く見当たらず、駅まで戻ることを考える。すると、五郎の目の前に現れたのは馬の絵と羊メニュー多めの看板。先ほどのチェスで、あやめちゃんに教わった【守るより、攻めろ】の言葉を思い出し、思い切って「シリンゴル」に入る。 店内は様々なモンゴルの装飾品や雑貨、楽器等が飾ってあり、モンゴルの雰囲気を醸し出している。たくさんの羊肉メニューから「チャンサンマハ」、「シリンゴルサンド」、「ジャガイモとピーマンの冷菜」、「ミルクティ」を注文。最初に出てきたのは、モンゴルではお茶の代わりに飲むというミルクティの「スーテーツァイ」とお通しの甘くないドーナツに似た「ボルツク」をつけて食べる。次にニンニクの効いたさっぱり味のジャガイモとピーマンの冷菜を食べているとシリンゴルサンドが運ばれてくる。皮に甘味噌をつけ、その上に、白髪ネギ、きゅうり、春雨、炒り卵、羊肉を順番に盛り付け、大きく齧り付く食べ応え満点の味に五郎は大満足する。そこに運ばれてきた、塩ゆでの骨付き羊肉のチャンサンマハをナイフで器用に削ぎ落す。岩塩や特性タレをつけてアレンジをしながら食べ進めるとモンゴルの大草原が脳裏に浮かんでくる。ひとしきり食べ終え、まだ食べられると五郎は追加で「ジャージャー麺」、「羊肉ボーズ(蒸しまん)」、「ウーロン茶」を注文する。ナイアガラのような肉汁のボーズ、甘味噌に羊の旨味が効いたジャージャー麺をあっという間にたいらげると馬頭琴の音色が聞こえてくる。その音色に誘われるように追加したデザートの「ごま団子」も食べきり、大満足で店を出る五郎だった。
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