ちょびっツ 2002 -
概要概要:その夜、ガブ城ケ崎には不気味な低い唸り声が響きわたってた……。 その声に驚いて飛び起きる本須和。 「…………」 その声は、廊下の奥の104号室から聞こえてくるように本須和には聞こえたのだった。 しかし、104号室は空き部屋で誰もいないはずなのに、何でそんな声が――!? 「はははっ……夢だよ夢……ホラ、最近暑くなってきて、寝苦しいから……。」 しかしその音は、はっきりと本須和の耳には聞こえてくるのだった……。 そうして、眠れぬ夜を過ごした翌朝、新保にその事を言うが、彼はそんなものは空耳だと取り合わない。けれど、妙に怖がる本須和は、終いにはあの声は幽霊だと言い出す始末……。 「そうだよ!! そうに決まってる!!昔っからオレの周りではこんな事ばっか、起こってきたんだ!!」 ……実は、本須和は心霊現象に遭遇する体質らしかった……。 とはいえ、家賃を滞納しているため事の仔細を管理人さんに聞くわけにも行かず、結局、 「頼む。確かめてくれ!!このままじゃおちおち眠れやしない!」 新保にすがりつく本須和なのであった。 そして、ネットでその手の情報を検索してもらうと…… 「あった……。」 「!?」 「呪いの『104号室』……。」 何と、ここガブ・城ケ崎は心霊スポットとして有名な場所なのであった――!!
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