輪舞曲-ロンド- 2006 -
概要概要:ある手段を使ってM&Aを重ね、今や政財界も牛耳る存在となりつつある秘密組織「神狗(シェンクー)」。その構成員・西嶋ショウ(竹野内豊)は、「神狗」のドン・風間龍一郎(杉浦直樹)の娘・琴美(市川由衣)の運転手を務めていた。ある日、ショウは龍一郎とその秘書・宋圭煥(橋爪功)の目に止まり、龍一郎の息子・龍吾(速水もこみち)のお目付け役に抜擢される。しかし、それは全て偽りの姿…本当の名は金山琢己。日本の警察から「神狗」に送り込まれた潜入捜査官だった。24年前に韓国で何者かに殺害された父親の死の真相を探るべく、ショウは「神狗」に潜入し、情報を父の部下だった刑事・伊崎吉彦(石橋凌)に流しながら「神狗」の中核へと踏み込んでいたのだ。それは母・恵子(風吹ジュン)や幼なじみの警察官・一ノ瀬あきら(木村佳乃)さえも知らない秘密だった。そんなある日、ショウは弟分のヒデ(佐藤隆太)と入ったバーで、トラブルに巻き込まれた韓国人女性を助ける。それが、チェ・ユナ(チェ・ジウ)との出会いだった。妹のユニ(イ・ジョンヒョン)と一緒に父を捜すため来日したユナは、遠い親戚がやっていた小さな韓国料理店を引き継いで働き始める。しかし「神狗」の構成員キム・ヨンジェ(シン・ヒョンジュン)から嫌がらせを受け、日本に来た事を後悔するようになる。ショウに対しても、初めはそのクールさに反感を覚え反発するユナだったが、徐々に彼の優しさに惹かれて…。
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