孤独のグルメ 2014 -
概要概要:いつも急発注をする顧客から、今日もまた突然ワイングラスの注文が入った。しかも2時間後までに届けてほしいと言われ、大慌てで愛車で倉庫へ向かう井之頭五郎(松重豊)。枝川の倉庫を探すと商品が見つかり、なんとか時間までに届ける。その後荒しまくってしまった倉庫整理のため、蒸し風呂のように暑い倉庫で段ボール等と戦っていると、倉庫の管理人・川本(笹野高史)がスイカと塩を持ってきてくれた。「ウマイ!」久しぶりに塩をかけて食べるスイカになにか懐かしさを覚える五郎。そんな五郎を優しく見ている川本。「…ボチボチが一番だよ。忙しすぎてもロクなことないからね…。女にモテすぎる奴も、金持ち過ぎる奴もダメ。だって腹立つでしょ?」なんて会話を楽しくしみじみとしたり。その後また倉庫整理を始めるもののお腹がすきだし、先ほど通りかかった一軒の店「アトム」のことが気になりだす五郎。いったん休んでその店の偵察に乗り出す。なんともごつい感じの主人(藤原喜明)に案内され店内を見回すと、客はタクシー運転手ばかりだった。いろいろな品があり相当悩んだ挙句、「ハムエッグとカツ皿にご飯」「奴豆腐」「ほうれん草のおひたし」を注文する五郎。料理ができると厨房と店内を非常に不思議な動きをして行ったり来たりする主人を見て五郎はのけぞる。しかし出て来た料理は慣れ親しんだような、とても嬉しい味ばかり。忘れていた小さなシアワセを取り戻した気分の五郎だった。
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